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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (2)

  • 人気果物バナナに「甘くない現実」が迫る

    弱点 株分けで増える用バナナは同じ遺伝子をもつので同じ病気に弱い Simon Katzer-Photographer's Choice/Getty Images 国連糧農業機関(FAO)は先週、世界のバナナ生産が危機的状況にあるという警告を出した。原因はアジアからアフリカ、中東へと拡大しているバナナの新型の病気「パナマ病TR4」だ。 既に被害はフィリピンやインドネシアなど東南アジアで数万トンに及び、ヨルダンとモザンビークでも発症が確認された。世界有数のバナナ生産地である中南米にも感染が広がる可能性もある。そうなれば、欧米や日などバナナ輸入国は大打撃を受ける。 パナマ病TR4は、年間1億ドルを超える世界のバナナ生産量のうち、約半分(輸出用バナナとしては約95%)を占めるキャベンディッシュ種の天敵だ。キャベンディッシュ種などの用バナナは、野生のバナナと異なり種子を作らず主に株分けで増え

    andyroid
    andyroid 2014/05/15
  • 文革を語った温家宝の狙い

    中国の温家宝(ウエン・チアパオ)首相が先月末、母校である天津の南開中学でつらい過去を語った。病気になった自分のために父親が時計を質に入れて薬代を工面したこと、身動きできないほど小さな部屋で家族5人が暮らしたこと......。 そして話が文化大革命のくだりに差し掛かると会場は静まり返った。「家族は迫害され続けた」──温は教育者だった祖父と父親が紅衛兵に苦しめられたことを初めて明かした。 これまで文化大革命について口にした中国指導者はほとんどいない。それは政治的タブーだった。温はタブーを破ることで、未来の指導者たちに過去の過ちを繰り返すなと暗に示したのだろう。 小学校の教師だった温の祖父は死ぬまで「自己批判」を強要された。「祖父の学校にはまだ書類が残っている。小さく整った字で書かれた自己批判書が」 文化大革命を語ることがタブーとされるのは、毛沢東の悪いイメージが助長されるからだ。今年8月、習近

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