7月某日、夕方、あまり慣れない某ターミナル駅に降り立った。 梅雨時に訪れた久しぶりの青空、絶好のデート日和。 僕は電話をしながら人混みをかき分け、相手を探した。 白いブラウスに花柄のひらっとしたミニスカート、今時の女子大生が、僕の電話とシンクロして目を合わせた。 出会い系アプリで知り合った女の子とのアポだった。スト値でいえば6くらいか。 彼女は約一年前に彼氏と別れたらしい。最後にセ_クスしたのもその彼が最後で、その後は寂しくて、出会い系ではこれまで7人くらいと会ったが一度も最後まではいかなかった、と言った。これが後に僕に最大の悲劇的事件を起こさせるとは、この時思いもよらなかったのだが…。 そして、晴天のもと、笑顔だった彼女は、8時間後に僕と交わり、やがて涙を流した…。 Photo by Angus柒 颯爽となだれ込んだホテルのベッドで彼女は、服を脱がしだした僕にこういった。 「付き合ってな