赤ちゃんにタコを贈ろうというデンマークで生まれた不思議な呼びかけが、世界中に広がっている。新生児ユニットに入院中の小さな赤ちゃんたちのお気に入りが、かぎ針編みの「タコ」だということに気づいた人々が始めた運動だ。 運動を主催している団体「Octopus for a Preemie」が公表している呼びかけによると、保育器の中などで育てられる低出生体重児や早産児の身体には、栄養や酸素を補う様々なチューブが取り付けられている。 時に赤ちゃんはそのチューブを引き抜こうとしてしまうが、8本の長い足があるタコを握りしめることが、その予防につながる。また、その可愛らしい姿が、赤ちゃんの成長を心配する親たちにとっての癒しにもなるという。