「タバコが吸える店に入るか入らないかはお客さんの選択に任せるべき。これ以上、条例を厳しくしたら、われわれのような小さな飲食店は常連客を失って次々とツブれてしまう」 今年8月より神奈川県で「受動喫煙防止条例」の見直し、つまり屋内の“全面禁煙化”を目指して規制強化のための検討部会が重ねられた。その席上でこう窮状を訴えたのは、神奈川県喫茶飲食生活衛生同業組合理事長の八亀忠勝氏である。 「私が経営する店はお客さんの8割が喫煙者。朝からゆっくりとコーヒー1杯を飲み、タバコを3、4本吸って帰るのを日課にしている人も多いんです。もちろん吸わない人のために離れた席に禁煙席を用意したり、時間帯によって禁煙にしたりするなど配慮はしていますよ。それを<全面禁煙>なんかにしたら、すぐに死活問題に発展します」(八亀氏) 八亀氏は県内で3店舗の喫茶店を経営しているが、もう1店、横浜市の関連施設内に出店していた喫茶店は
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