ミミズ。仏西部ラヌエの農場で(2013年5月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRANK PERRY 【8月5日 AFP】ミミズは、他の草食動物には毒性を示す葉も喜んで食べる──なぜミミズだけが大丈夫なのかは、これまでずっと謎だったが、4日に発表された研究結果によると、ミミズの消化管内では、空腹の草食生物を追い払うための植物の毒を無効化する化合物が生成されているのだという。 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された論文には「ミミズは、一種の特異な表面活性代謝物を消化管内に保有している。この物質を『ドリロデフェンシン(drilodefensin)』と命名した」と記されている。 ミミズにまつわるこの長年の謎は、消化管液の分子顕微鏡分析によって解明された。 植物は、ポリフェノールとして知られる化学物質を生成する。ポリフェノールは、植物に