7月5日から6日にかけ、総降水量370mmに上る記録的豪雨で孤立した大分県日田市の山間集落住人の安否確認のため、総務省消防庁からの指令で1台の緊急救援車両が現地に投入されました。 その車両とは、東日本大震災の教訓から、日本のほぼ中央に位置し、東西のどちらにも出動しやすい、愛知県の岡崎市消防本部に配備された「レッドサラマンダー」。 一般の車では走行できない荒れ地や津波などで浸水した場所でも走破可能な、全国にたった1台しかない特殊車両で、消火活動や災害救援活動を担う「全地形対応車」。 2013年3月末に岡崎市に配備されて以降、大規模災害による被災地への出動は今回が初めてだったそうです。 総重量は約12トンで、最高速度は50km/h。ガレキの上や1.2mまで浸水した場所でも走行可能で、最大0.6mの段差や、幅2mの溝も乗り越えることができるそうです。 2両編成で操縦席を備える前方車両に4名、物資
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