本が好きだ。 もっと自分より本が好きな人はいくらでもいるだろうけど本が好きだ。 ジュンク堂で本をまとめ買いして電車に乗ってたら、赤の他人に「なんでそんなに本を買ったんですか?」って聞かれたり。 その程度には本をよく買う。 そして、必然的に本を机や本棚に並べることになる。 その時に使うものといえば『本立て』 ブックエンドなんて呼び名もある、皆さんご存知なL字型のあいつである。 ブックエンド。 こいつがないと本がドミノ倒しのように倒れていってしまうことがある。 倒れていった先には床が待っているだけ。 ピタゴラ装置的なワクワクなどかけらもない。 「あー・・・」 しばしの静寂の後、自分がページの折れた本を片付け直すという憂鬱な作業だけが待っているのだ。 確かに細い本だと自立することもできないし、左右からブックエンドで挟み込んであげる必要があったりもする。 ただ、個人的にこのブックエンドが苦手だ。