過去の研究を系統的に分析した結果、1日3杯以上コーヒーを飲むと飲まない人と比べて肺がんのリスクが20%増加すると分かった。 中国重慶医科大学の研究グループが、栄養学の国際誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションのオンライン版で2015年6月17日に報告した。 17研究を分析 コーヒーと肺がんのリスクとの関連性を調べた研究は多いが、結果はさまざまだった。 研究グループは、世界的な論文データベース「コクランライブラリー(Cochrane Library)」「パブメド(PubMed)」「エンベース(Embase)」に2015年3月までに発表された論文から、この関連性を調べた17研究を収集し、系統的に分析した。ある集団を追跡する「コホート研究」が5つ、病気の人とそうでない人を比較する「症例対照研究」が12つ。 全体で病気の人が1万2000人以上、そうではない人が10万人