中国湖南省出身の李小牧(り・こまき)さん(54)が、日本に帰化してわずか2か月で新宿区議会議員選挙(4月19日告示、26日投開票)に出馬した。緊張の高まる日中関係を背景に、日中両国の人たちから非難や応援の声を受けるなか、精力的な選挙活動を展開した。李さんは「民主主義のない中国と、選挙に行かない日本の若者に対し、双方にインパクトを与えたい」と語っている。その選挙戦に密着した。(映像作家・ライター/岸田浩和) 李さんの選挙戦を追ったドキュメンタリー動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=3eFq-fOi4Bs ●歌舞伎町で叫んだ「選挙権万歳、被選挙権万歳!」 選挙運動期間の最終日を迎えた4月25日の夜、日本有数の歓楽街・新宿歌舞伎町の街頭に、李さんの姿があった。 往来の絶えない歌舞伎町一番街に、拡声器に載せた熱のこもった声が鳴り響いていた。声の主を取り囲む
「わいせつなデータ」を不特定多数に送信したなどとして、わいせつ電磁的記録送信などの罪で起訴された芸術家「ろくでなし子」さんの初公判が4月15日、東京地裁で開かれる。 ろくでなし子さんは2013年、ネットで寄付を募って、女性器をモチーフにしたボートを制作した。その際、3000円以上を寄付した人たちに、自らの女性器をスキャンして作った「3Dプリンタ用データ」を配った。また、女性器をかたどり、さまざまなデコレーションを加えた「デコまん」という作品を、東京都内の女性向けアダルトグッズショップで展示していた。 これらのデータや作品が「わいせつ」だとして逮捕・起訴され、注目を集めたろくでなし子さんだが、彼女はなぜそんなデータ・作品をつくったのか。その原動力は何なのか。初公判を前に、「ろくでなし子」こと、五十嵐恵(いがらし・めぐみ)さんに話を聞いた。(取材・構成:渡邉一樹) ●マンガ家「ろくでなし子」誕
安倍晋三首相が楽しみにしている「美容室でのヘアカット」は、法令違反の疑いがあるーー。そんなニュースが3月4日、日本経済新聞に報道され、美容師業界に動揺が広がっている。安倍首相は妻の昭恵さんから勧められて、東京・渋谷の美容室に通っているようだが、美容師が男性の髪をカットするのは「違法」だというのだ。 ●「男性のヘアカット」は厚労省の通知で規制 根拠とされるのは、厚生省環境衛生局が1978年12月に各都道府県知事あてに出した「理容師法及び美容師法の運用について」という通知だ。その「2の(2)」には「美容師の行うカッティングについて」という項目があり、こう書いてある。 <美容師が、コールドパーマネントウエーブ等の行為に伴う美容行為の一環として、カッティングを行うことは、その対象の性別の如何を問わず差し支えないこと。また、女性に対するカッティングは、コールドパーマネントウエーブ等の行為との関連の有
衆院選の公示(12月2日)を前に、憲法学者や元政府関係者らでつくる「国民安保法制懇」が12月1日、東京都内で緊急記者会見を開いた。安倍内閣が7月、憲法解釈の変更により「集団的自衛権」の行使を容認する閣議決定をしたことに対して、「これまでの政府見解と論理的に整合性がない」「憲法9条と両立できない」と改めて撤回を訴えた。 記者会見に出席した柳澤協二・元内閣官房副長官補佐は「集団的自衛権の行使は憲法上、許されていない。また、安保保障政策の観点から言っても、日本の平和と安全確保のあり方を根っこから変えるおそれがある」と批判。「急きょ、解散・総選挙になった。集団的自衛権も、衆院選の争点の一つとして国民に訴えていきたい」と強調した。 ●「このままの路線で進んでいくことを恐れている」 この日午後には、ユーキャン新語・流行語の年間大賞の発表がおこなわれ、「集団的自衛権」が大賞に選ばれた。この点について、記
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