これもこの手の話をしていて思い出して、ああ、これもけっこう人生観を決めているなと思ったのは。 これ⇒「 愛と憎しみ―その心理と病理 (1963年) (岩波新書): 宮城 音弥: 本」 絶版だが古書は安価。ただし、古すぎて読むのをお勧めするわけではない。 が、愛について、ローレンツではないけど、そうした生物学から心理学的な射程で宮城が定義したのは、今も自分の考えの基本になっている。 それは、「愛というのは共生への意欲である」ということ。ちょっとオリジナルとは違うかもしれないけど。 衝動とかではなく、種本能のプログラム性と持続性がこのなかに含まれている点が重要。 「ああ、惚れかたら一晩やっちゃえ」というのは、愛ではないというか(もっともその進化論的な合理性はあるけど)。 で、この愛というのは、ロマンチック・イデオロギーとか近代がどうたらではなく、宮城はもっとエソロジカルでサイコロジカルに見てい