特定秘密保護法をめぐり、マスコミの論調と「ネット世論」の大きなギャップが改めて浮き彫りになった。マスコミ各社が総じて「反対」の立場を取ったのに対し、各種ネット調査では「賛成」が優勢を占める結果が相次いだのだ。 「知る権利、民主主義の危機」を訴えた既存マスコミとの差異は何だったのか。 反対側が「多数派」だというが… 「国会が数の論理で動くなら、僕らはどっちが『多数』なのか見せてやらなきゃいけない」 法案成立から明けて2013年12月7日の東京・代々木公園、キャップ姿の三宅洋平さんが吼える。三宅さんは前回の参院選で「ネット選挙」を大々的に展開、17万票超を獲得した人物だ。その呼びかけで開催されたこの日の「大デモ」には、三宅さんのほか山本太郎参院議員、元外交官の孫崎享氏なども駆けつけ、口々に法案成立への抗議の声を上げた。 法案を批判的に取り上げるマスコミは、こうしたデモの光景を繰り返し取り上げ、