日本航空は19日、中国漁船衝突事件の影響で、中国路線で約3600人のキャンセルが出ていることを明らかにした。 また、全日本空輸でも約7500人がキャンセルしたことが分かった。中国路線のキャンセルは両社合計で約1万1000人に達した。 日航のキャンセルは、日本から中国へ向かう便で約3100人、中国から日本へ向かう便で約500人出ている。今後の予約も低迷しており、19日に羽田空港の新国際線旅客ターミナルで記者団の取材に応じた日航の大西賢社長は、一時的な減便も検討する考えを明らかにした。日航は成田、羽田、関西、中部の4空港から北京や上海、天津などに自社便を運航している。