インターネットの発達によって、かつてより起業することへのハードルは下がったといわれています。 ただ、そうはいっても起業にはお金が必要ですし、勤めている会社を辞めるのは勇気がいります。なにより、自分が考えている事業が成功するかどうかは不透明。そういったところでなかなか決心がつかない人は多いはずです。 ところで、成功する起業家とそうでない起業家にはどのような違いがあるのでしょうか? 『起業する前に読んでおきたい お金の本 小さな起業のファイナンス』(ソーテック社/刊)の著者で税理士の原尚美さんは、本書のなかでそれらを分けるマインドに触れています。 ■たった一人の責任でリスクを取る勇気を持っているか 魅力的な事業のアイデアがあるのに資金がない、というのは、特に若い起業家でありがちなことです。この場合、選択肢として十分な資金が貯まるまで起業を先送りするか、金融機関などから借金をしてでもすぐ起業する