■アメリカでの出会い 1974、5年頃アメリカに留学していたのですが、ある日たまたま映画館にふらっと入って観たのが、 ディバイン主演の映画「ピンク・フラミンゴ(写真@)」でした。 何の先入観も予備知識も無く観たので、「なんじゃこりゃ?! こんな映画があるのか!!」という衝撃をガーンと受けました。 この頃はアンディ・ウォーホールに代表されるポップアートが色んなジャンルから出てきて、 70年代のアメリカ全体が一連のムーブメントの中にありました。 この映画はとても強烈な内容なのですが突然変異的に出てきたのではなくて、当時のアメリカ文化から自然発生してきたものだったので、 余計面白かったんですよね。 僕はアマノジャクでして、世の中の予定調和をどうやって壊そうかっていう、テーマみたいなものが常にあります。 そしてディバインというキャラクターを、いつの日か自分なりに表現してやろうと思っていました