この物語は、入社して一年目の新人社員が上司の指南のもと、業務を自動化していく様を記したものです。物語はフィクションですが、自動化の手法は実際にパソコンやスマートフォンで実践できるものですので、物語と自動化作業の両方を楽しめます。(前回のストーリーはこちら) 入社数日目。新人の僕は、みんなより早めに出社することにしていた。しかし、配属された経理部の部屋に入ろうとすると、そこには、既に太田先輩がいるのが見えた。さすが美人で仕事のできる太田先輩だ。 あっ、でもスマホ見てニヤニヤしてるな。何しているんだろう。あっ、あの緑の吹き出しが流れる画面は、LINEを見てるようだ。何かLINEでチャットしてるみたい。誰と話しているんだろう。気になるな、彼氏とかいるんだろうか。居るんだろうな、先輩美人だからと、そんな事を考えながら挨拶をした。 「太田先輩、おはようございます。いつも早めに出社しているんですか?」