本書は、支援にとって最も重要でありながらあまり顧みられることのなかった障害者の生活ニーズから障害者支援を学ぶ、これまでにない障害学入門書である。支援技術がいかに必要とされているのか、どんな人がなぜそのような技術を必要としているのかという視点からの記述によって、「技術」ではなく「ニーズ」を知ることができる一冊。 〔ここがポイント〕 ◎ 障害者のニーズという視点から当事者の声を多 数取り上げ支援のありようを考える ◎ 障害学の展開を詳しく解説する ◎ 多彩な写真で理解を助ける はじめに Ⅰ 工学・医療・福祉のための障害学入門 1 障害学とは何か:障害を当事者視点から考える 2 個人の改造か,環境の操作か:個人モデルと社会モデル 3 障害の社会モデルとまちづくり 4 日本におけるバリアフリーの発展 5 ユニバーサル・デザインの広がり 6 ユニバーサル・デザインにおけるスパイラルアップ 7 ショ