ニッケル水素充電池から始まった、eneloopブランドの一連の製品は、今やすっかり三洋を背負って立つブランドに育った。“繰り返し使う”をコンセプトとした製品群、「eneloop universe」はグッドデザイン大賞を始め、国内外のデザインアワードを総ナメにし、評価を高めている。 その中でも人気の製品が、繰り返して使える携帯電気カイロ「eneloop kairo」だ。2年前の初代の登場以来、本コーナーでもレビューをお届けしている。充電して使えるという、コンセプトの斬新さは高く評価していたが、気になったのは実用性だ。本体の片面だけにしかヒーターを搭載しておらず、片側しか暖まらない点が、普通のカイロに比べて劣っていたのだ。 今回紹介する最新のeneloop kairoは、本体全体が暖まる作りになったのが最大の特徴だ。初代、2代目と続いた楕円形の親しみやすいデザインをあえて捨て、円筒形のボディと