Published 2021/07/02 10:00 (JST) Updated 2021/07/02 11:59 (JST) アスリートへの性的な意図を持った隠し撮りや画像を拡散する行為が社会的な問題となった。応援を先導するチアリーダーも同様の被害で悩まされている。球場でエールを送り合う晴れやかな光景の裏で、隠し撮りによって深く傷つく女性たちを取材した。(共同通信=品川絵里) ▽バッグに穴、腕時計カメラも 「目の前の男性が持っていたバッグに穴が開いていて、そこからレンズがのぞいていた時のむしずが走った感覚は忘れられない」 大学で応援団に所属した20代の女性は球場で受けた経験を、今も強く記憶する。いつ撮影された画像なのか。インターネットの掲示板で、実名をさらされ、画像とみだらな文言とともに拡散された。「ネットで名前を出されて、身の危険を感じた」と振り返る。 各大学では競技場でのチアリーダー