半世紀以上前に作られた額面が「0円」の実験用の切手などをネットオークションで販売したとして、古物商の男ら8人が警視庁に書類送検されました。 警視庁によりますと、神奈川県の古物商の男ら8人は、2019年から今年にかけ、販売されていない実験用の切手などを無許可でネットオークションで販売した疑いがもたれています。 実験用の切手は、1960年代に郵便切手を振り分ける機械のテスト用に作られたもので、額面には「0円」と印字されている希少なものだということです。 実験用の切手は1枚3000円から5000円で取引され、古物商の男は3年間でおよそ1000万円の利益を得たとみられています。 調べに対し、全員が容疑を認め、「転売が悪いこととは知らなかった」と供述しているということです。