タグ

ブックマーク / suumo.jp (3)

  • 新橋は嘘をつく。きっとキミは天才だと。(文・古東風太郎) - SUUMOタウン

    著: 古東風太郎 入社式を翌日に控えた2011年3月31日、新築のマンションで段ボールを開封すると三年間付き合った人に目も合わせずに別れを告げた。キツい西日が差し込むワンルームで、すぐ隣にある幸せより、ずっと先で待つ可能性に目がくらんでしまった。 「幸せにならなきゃ許さない」 そんなお人好しすぎる言葉を1つ言い残し、彼女は玄関のドアを閉じた。 何者かになりたい人間でごった返す東京で、時折、何者にもならずただ漂っていたい人間が紛れ込んでいる。これはそんな人間が新橋というサラリーマン激戦区で、あろうことか淘汰されずに生きのびてしまった話だ。 明日着るスーツのしわを手でテキトーに伸ばしたらベッドに倒れ込む。最後の最後までお人好しだった彼女を、とうとうボクは見送りもしなかった。「早く一発当てて恩返ししないと」彼女にできる罪滅ぼしを自分の身勝手な夢と重ねながら眠った。そんなやっちまった日の翌朝、まだ

    新橋は嘘をつく。きっとキミは天才だと。(文・古東風太郎) - SUUMOタウン
    annoy
    annoy 2021/04/01
  • 酒乱、暴力、流血が日常。1985年の新宿ゴールデン街で過ごした青春。――小説家・馳星周さん - SUUMOタウン

    インタビューと文章: 榎並紀行(やじろべえ) 写真:藤和成 ノワール小説の名手として知られる馳星周さん。 北海道田舎町で育った読書好きの少年は、18歳で上京。同時に、新宿ゴールデン街という、新宿歌舞伎町のなかでも最もカオスな一画に足を踏み入れ、濃密な青春時代を過ごします。 そこを訪れる、身勝手な酔っ払いたちを嫌悪していたという馳さん。しかし一方で、自らを育て、小説家としての礎を築いてくれたゴールデン街には愛憎半ばする特別な感情を抱いているようです。 新宿ゴールデン街で過ごした、青春時代について伺いました。 一通の手紙から膨らんだ、東京への思い ―― 少年時代からの虫だったそうですね。ただ、当時は自宅近くに大きな屋がなかったとか? 馳星周さん(以下、馳):地元は北海道の日高地方。サラブレッドの生産地で、人より馬が多いと言われるような、ものすごい田舎でした。屋も街に一軒しかなく、それ

    酒乱、暴力、流血が日常。1985年の新宿ゴールデン街で過ごした青春。――小説家・馳星周さん - SUUMOタウン
  • 髭男爵・山田ルイ53世さんの上京物語。ブレイクして初めて「東京に来た」感じがした - SUUMOタウン

    インタビューと文章: 戸部田誠(てれびのスキマ) 写真:関口佳代 進学、就職、結婚、憧れ、変化の追求、夢の実現――。上京する理由は人それぞれで、きっとその一つ一つにドラマがあるはず。地方から東京に住まいを移した人たちにスポットライトを当てたインタビュー企画「上京物語」をお届けします。 ◆◆◆ 今回の「上京物語」にご登場いただくのは、お笑い芸人・髭男爵の山田ルイ53世さん。 成績優秀で「神童」と呼ばれ、地元・兵庫県で有数の進学校に合格しながらも、中学2年生から引きこもりに。大検を取り大学に通うも中退し、「逃げるように」上京したそうです。 短くない下積みを経て「ルネッサーンス!」のフレーズとワイングラスでの乾杯漫才で大ブレイクしましたが、その後、テレビ仕事は激減し「一発屋」と呼ばれるようになりました。現在は、執筆業で再び注目を浴びている山田さん。そんな激動の東京生活について伺いました。 6年

    髭男爵・山田ルイ53世さんの上京物語。ブレイクして初めて「東京に来た」感じがした - SUUMOタウン
    annoy
    annoy 2019/03/15
  • 1