今年の冬に味わった恐怖の体験を書きたい 職場の仲間同士6人で、日帰りスノボーに行ったんだ そのうち女子は二人で、その中には普段なかなか会話できない意中の女子も含まれていたんだ 今思えば行きの新幹線から缶ビールを数本空けてしまったことが全ての原因なのだが、会話が盛り上がってきたところでその子との意外な共通点が発覚したことで俺は完全に舞い上がってしまった そのまま車内での話は盛り上がり女子二人からも信用を得ることができた頃、いよいよスキー場に近づいてきた 聞けば他の男子3人は上級者コースに挑むという 知っての通り今年の雪山は荒れている スノボー初級者の俺には上級者コースなんてもってのほかだったし本来であればその3人についても危険だからと止めるべきだった しかし、残る女子二人も初級者ということもあり少しでもその子との会話を楽しみたかった俺は、3人の背中を押すことで彼女たちとの時間を選んでしまった