写真コンテストを実施した青森県黒石市の「黒石よされ実行委員会」が、いったんは最高賞を贈ると内定していた作品への授賞を事実上撤回していたことが17日、分かった。いじめ被害を訴えて8月に自殺した青森市の中2女子生徒が被写体だったことが理由。 生徒の父は「一度選んでいただいたことには感謝している。実行委は面倒なことに巻き込まれたくなかったのではないか」と話した。当初は17日に受賞が発表され、これを機に遺族は女子生徒の実名や顔写真を公表予定だった。 実行委と遺族によると、青森市の男性が8月15日、黒石市内の祭り「黒石よされ」で踊りを披露した女子生徒を撮影した。