今月の初めにラスベガスで開かれたCES(Consumer Electronics Show)での主役は、「HDTV」だったのことは各メディアが既に報じたところだが、プラズマ対液晶(そしてSED)の戦いばかりが目に付く日本と違い、米国で意外に重要な役割を果たすのが実は家庭用プロジェクターである。 アメリカの昨今の住宅事情を理解していない日本人からしてみれば、「プロジェクターなんて部屋を暗くしなければ見れないし、プラズマTVや液晶TVで十分じゃん。アメリカの家はでかいから、50インチとか60インチのTVが売れるに違いない」と思っても仕方がないところだ。 しかし、今アメリカの富裕層に売れているのプラズマTVのサイズは、実は42インチぐらいなのである。富裕層向けに「良いものを安く売る」ので定評のあるCostcoに行くと2000~3000ドル程度(20万円から30万円ぐらい)のTVが飛ぶように売れて