*会員:年間購読、電子版月ぎめ、 日経読者割引サービスをご利用中の方、ならびにWeb無料会員になります。
先週の回診で「おばけが見える」という患者さんがいらして,私は「はっきり見えますか?」「足はありましたか?」「いつ出ました?寝たときですか?」と質問し,周囲のドクターを驚かせてしまいました.実は日本に伝承されるおばけ話のうち3分の2は神経疾患に伴うもの(121/183話)であるという報告があります(Dreaming 19;232-8, 2009).高知大学脳神経内科の古谷博和教授による論文です(下記リンクの(5)を参照).おばけ話は表のように4タイプに分かれ,①ナルコレプシーに伴う入眠時幻覚,②てんかん,③レム睡眠行動障害,④レビー小体型認知症(DLB)に伴う明瞭な幻覚に分類されています.睡眠との関連の有無(①と③が関連あり),見え方が明瞭かどうか,おばけが話をするかどうか,が決め手です.代表的なおばけとして,お岩さんは足がなくて不明瞭なため②,座敷わらしは④と考えられています(コメント欄に
ケトン食療法の長期継続で、進行がん患者の生存期間が劇的に改善 大阪大学 大学ジャーナルオンライン編集部 大阪大学大学院医学系研究科先進融合医学共同研究講座のグループは、同学が開発した新たながん患者向けのケトン食療法を12か月以上長期継続することにより、進行がん患者の生存期間を劇的に改善できることを発表した。 本グループは、ケトン食療法ががん患者にとって有力な支持療法になりうると期待し、2013年からがん患者向けの新たなケトン食療法の臨床研究を開始した。対象は臨床病期Ⅳ期の進行がん患者で、既に2020年に有望な臨床効果を報告したが、長期継続による効果を明らかとすべく、さらに3年間観察し解析した。 全53名の進行がん患者を、ケトン食継続12ヶ月以上(21名)と12ヶ月未満(32名)の2群に分けて解析を行った。両群の生存率の中央値は、12ヶ月以上群で55.1ヶ月、12ヶ月未満群で12.0ヶ月であ
Curr Opin Rheumatol. 2022;34(6):328-336. Nat Rev Rheumatol. 2023;10.1038/s41584-022-00900-6. 全身性強皮症(SSc)の患者の大半で消化器症状は発症し、経過の初期で発生することが多い。重症例も多く、QoLの低下・身体障害・抑うつ・死因に繋がりうる。一方で治療法は確立されておらず、対症療法が中心である。最新レビューが立て続けに2つ出ていたので、補足しつつ重要部分をまとめてみた。 ただ検査ハードルは高く、治療も探り探りでやらざるを得ないことが多い。 【原因】 【分類】 【上部消化管病変】 ◎食道病変 ◎胃病変 ◎上部消化管病変の診断 ◎上部消化管病変の治療 【下部消化管病変】 ◎小腸病変 ◎大腸病変 ◎肛門直腸病変 ◎下部消化管病変の診断 ◎下部消化管病変の治療 【原因】 はっきりわかっていないが以下の複
2020.07.30 医学論文を執筆したいけれど忙しくてなかなか取り組めない――。そんな医師向けに、効率的に論文を執筆し、さらにジャーナルの採択率を高めるためのコツをご紹介する、シリーズ「勤務医が知っておきたい医学論文作成のイロハ」。全11回にわたり、論文執筆・投稿で押さえるべきポイントを、東京大学大学院で臨床疫学と医療経済学の教授として若手研究員を指導し、「Journal of Epidemiology」の編集委員も務める康永秀生氏に、解説いただきました。連載をまとめて振り返り、特に押さえておくべきポイントを紹介します。 ※要約前の記事は、本文記事中のリンク、もしくはページ下部の一覧からご覧いただけます。 1.論文作成の準備-研究計画の立て方 医学論文は、テーマの着想から執筆・投稿までを2~3年以内に行うのが理想的です。データ収集が完了したら遅くとも半年以内に投稿しましょう。 効率的な論
Science Proved Drinking Coffee Helps Improve Brain Functioning and Slow Aging. Now Research Shows Coffee Can Also Help You Lose Weight and Body FatIf you drink coffee--or get caffeine from other sources--here's science to support it. A number of studies -- many recapped by my Inc. colleague Geoffrey James -- show the benefits of coffee. Coffee can reduce your risk of cancer up to 20 percent, your
米国での1月4日~5月4日の週間死者数の推移。赤く塗られた部分が超過死亡数。(c)SIMON MALFATTO, LAURENCE SAUBADU, SABRINA BLANCHARD / AFP 【5月16日 AFP】各国当局の発表に基づくと、世界で新型コロナウイルスにより命を落とした人の数は30万人余りとなっているが、死者数の集計方法によっては真の犠牲者数はこれよりもはるかに多い可能性がある。 当局の統計には新型コロナウイルスが原因とされる死者のみが含まれている。だが専門家らの間では、公式な死因に関係なく今年の全死者数を例年と比較して導かれる「超過死亡」数を調べる動きが広まっている。 超過死亡には新型ウイルスとは直接関連ない死者(新型ウイルス流行に伴う医療崩壊により他の病気の治療を受けられなかった人など)も含まれており、これに注目することで、実際の犠牲者数が公式死者数よりも大幅に多い可
*この索引はハンドルネーム:がんちゃんの尽力により作成していただいたものです。ここに感謝の意を表します。
NIPPON DATA 80チャート:2006年10月発表 男性約5,000人、女性約4,000人の日本人を19年間追跡調査した資料(死亡統計)をもとにしたNIPPON DATA 80の心血管疾患リスク(10年間死亡率)一覧表をプログラムしたオンライン計算機です。 注1)10年リスクは死亡率です。病気になる危険率(罹患率)ではありません。罹患率は死亡率よりも遙かに大きな数値になります。 注2)対象者は動脈硬化性疾患(脳卒中、心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症など)のないひとです。 注3)重要な負のリスク因子とされるHDLコレステロール(善玉コレステロール)値が分析因子に含まれていません。 NIPPON DATA 80は厚生労働省が指導している日本のコホート※調査です。 --------------------------------------------------------
大和ハウス工業は5月1日(金)から、サイバーダインが開発・製造する動作アシスト用ロボット「ロボットスーツHAL」について、自立支援用と介護支援用の計3タイプをレンタル販売します。販売対象は全国の介護・福祉施設のみで、個人には販売されません。 ▽ CYBERDYNE ロボットスーツHALは、装着者の皮膚表面から生体電位信号を読み取り、装着者が思った通りに動作をアシストできるロボットシリーズです。医療・福祉・自立支援・介護支援・作業支援用の5種類を展開しています(4月14日現在)。 今回レンタル販売されるのは、脚力が弱くなった人の動作をサポートする「ロボットスーツHAL 自立支援用(下肢タイプ)」と、膝や肘に装着するトレーニング用ロボットスーツ「ロボットスーツHAL 自立支援用(単関節タイプ)」、介護の際に腰部にかかる負荷を軽減できる「ロボットスーツHAL 介護支援用(腰タイプ)」の3種類です
健康の為に、見直そう、食生活。食養、食育で人生は変わり得ます。 医学情報を整理し、視点を変えて見ると、病気の原因が、見えて来ることがあります。 「ドロドロ血液」と言う言葉がありますが、脂質、特に、酸化された脂質は、体内で、血小板を活性化させたり、血管を傷つけて(血管内皮細胞を障害して)、血液の凝固を促進させると考えられます。 この、ホームページでは、脂質が、心筋梗塞を始めとして、健康に与える悪影響を調べて見たいと思います。 活性酸素を含めた、酸化ストレスを除去して、健康に過ごすためには、どうしたら良いかも、考えたいと思います。 2002年6月29日から回目のアクセスです。 このホームページは、貴方の健康に役立つ情報を提示するために運営しているつもりです。出来る限り正確な情報を発信するよう心掛けていますが、不完全な所は、漸次更新して行く予定です。このホームページの情報を参考にして、万一貴方自
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く