トヨタは10日、自社テレマティクスであるG-BOOKの新世代サービス、「mX」を発表した。 今年はカーメーカーテレマティクスに大きな動きはないだろうと予想していたが、大きく外れてしまった。 それほど、今回の内容にはインパクトが大きい。 それはこういうことだ。 まず、カーメーカーによるテレマティクスの方向が明確に定義されたということ。 大きく言って2つの事項が挙げられる。 ひとつは、完全無料化の宣言。 日産のCARWINGSも3年無料、+2年無料キャンペーンなど、事実上無料のようなものだが、G-BOOKの完全無料化でもはや誰もサービス料の徴収は出来なくなるだろう。 昨年年初のエントリーで、カーメーカーは完全無料を視野に入れてくるだろうと予想したが、一年遅れで現実のものになった。 これでテレマティクスはそれ自身プロフィットモデルとしては成立せず、車の顧客獲得・囲い込みツールとしてのコストモデル
![トヨタ G-BOOK mXを発表 - ITSを疑う](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)