エジプト、ルクソールにある3500年前の墓で見つかった古代のミイラと作業員。(PHOTOGRAPH BY NARIMAN EL-MOFTY, AP FOR NATIONAL GEOGRAPHIC) エジプト、ルクソールのドゥラ・アブル・ナガ墓群から見つかった二つの墓が発掘され、エジプト当局がこのほど発表した。これらの墓は第18王朝時代(紀元前1550〜紀元前1292年)に、二人の役人のために作られたものだ。彼らは当時、首都テーベだったこの地(現在は世界遺産)で働いていた人物とみられる。(参考記事:「古代エジプト「金細工職人の墓」を発掘、家族か」) これら二つの墓については、1990年代にドイツ人エジプト学者フリーデリーケ・カンプ・ザイフリート氏が調査を行い、それぞれ「カンプ161」、「カンプ150」という呼称を付けていた。当時の調査では「カンプ161」の方は一度も開かれることがなく、もう一
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