三菱UFJ信託銀行は7月1日、情報銀行サービス「Dprime」を開始した。個人から、本人情報や趣味嗜好、位置情報を使った行動履歴、資産情報などを預かり、本人の同意の下で企業に提供する。企業はデータをマーケティングに活用するとともに、提供したユーザーに割引券などを提供する。 「企業、個人の双方が個人データをうまく利活用できていない。新たな情報ビジネスへの参入はチャレンジになる。一方で、(三菱UFJ信託には)年金信託など各種の信託でデータ管理をしてきた信頼の歴史がある。それをアドバンテージとして、ユーザーに信頼していただく」。三菱UFJ信託の長島巌社長はこのように、新たな事業領域への期待を話した。 DprimeはiOS向けのスマートフォンアプリとしてユーザーに提供する。そして、免許証やパスポートなどを使って本人確認を行い、名前や住所などの本人情報を登録する。また、スマホのGPS機能を使い、いつ