■東京の一極集中に歯止めがかからない 東京一極集中に歯止めがかからないようだ。現在東京の人口はおおよそ1350万人、つまり日本人の10人にひとり以上が東京都民ということになる。また、これに神奈川、千葉、埼玉の人口を加えると、実に3600万人以上となり、現在日本の4分の1に相当する人が関東圏に住んでいることになる。 「なぜ東京なのか?」 この問いの答とは、やはり仕事なんだろうと思う。人が多く集まる地域には、多くの需要が発生するものである。需要が発生すれば自ずと市場は拡大する。すると供給側で利益をあげようとする企業が多く参入することから、拡大した市場は活性化することになる。つまり、当然のごとく仕事が発生し、給与も上がる。市場に多くのお金が流れるので経済も潤う。するとさらに多くの人材が必要となる。一方で地方では産業が衰退するので仕事がない。そこで、地方から東京へと人が流れる。このスパイラルにより