東南アジア諸国連合(ASEAN)は20日と21日の両日、インドネシアの首都ジャカルタ市内で高級事務レベル会合を開き、ミャンマー軍事政権に対し民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの恩赦を求める共同アピールについて協議したが合意できなかった。インドネシア外務省筋が明かした。 9月の国連総会の際、再びニューヨークで協議する予定という。今月11日、スー・チーさんが有罪判決を受けた後、インドネシアなど一部加盟国は「非常に失望した」と厳しく批判。これを受け、ASEAN議長国タイのガシット外相はミャンマー軍政に恩赦を要求すべきかを問う書簡を加盟国に送付した。しかし、加盟国の中には内政不干渉の原則から難色を示す国もあり、協議は難航した。(共同)
【シンガポール支局】ミャンマーの特別法廷は11日、ミャンマーの民主化運動指導者で、最大野党国民民主連盟(NLD)書記長のアウン・サン・スー・チーさんに国家防御法違反の罪で執行猶予付きの禁固3年の判決を言い渡した。そのうえで、軍事政権は、1年6月の自宅軟禁に減刑した。ロイター通信が伝えた。
ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん=国家防御法違反罪で拘置、審理中=が書記長を務める同国最大野党、国民民主連盟(NLD)は9日、声明を発表し、今月初旬に同国を訪問した国連の潘基文事務総長とNLD幹部との会談はわずか10分間で、政治問題など十分に協議できなかったと失望感を示した。 声明によると、会談の中心議題は来年の総選挙で、事務総長は、軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長が公正かつ自由で包括的な選挙を実施することを約束したと強調したという。 NLD側からは、スー・チーさんら全政治犯の解放や、昨年5月に承認された新憲法の見直しなどを軍政側に提案していると説明。しかし、これまで何の回答もないと声明は軍政側を非難した。(共同)
ミャンマーの民主化運動指導者で自宅軟禁中だったアウン・サン・スー・チーさん(63)が新たに国家防御法違反罪に問われ、特別法廷で裁判が始まった。 軍事政権は刑務所内での審理を各国外交官や一部外国メディアに公開する異例の措置をとった。しかし、最高で禁固5年の判決が出る可能性がある。今月に入って点滴を受けたというスー・チーさんの体調が気がかりだ。即時釈放を強く求めたい。 そもそも、スー・チーさんが起訴された経緯が不可解と言わざるをえない。 中心都市ヤンゴンにあるスー・チーさん宅に今月、米国人の男性が入り口反対側の湖から入り込み、不法滞在した。男性の動機は不明だが、ミャンマーでは当局の許可なしに外国人を自宅に泊めてはならず、スー・チーさんは起訴された。 ミャンマーの国内法で連続6年を限度とする軟禁の期限切れが迫った時期である。 民主化を求める国民民主連盟(NLD)のリーダー、スー・チーさんに対する
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