インドネシアの汚職裁判所は17日、インドネシア銀行(中央銀行)幹部らが中銀法改正に絡み国会議員にわいろを贈った汚職事件で、ユドヨノ大統領の親族で同銀行元副総裁のアウリア・ポハン被告に禁固4年半、罰金2億ルピア(約190万円)の判決を言い渡した。 検察側が求刑した禁固4年を上回る判決で、ポハン被告は控訴する方針。 ポハン被告の長女はユドヨノ大統領の長男と結婚しており、ユドヨノ大統領が優先課題の一つに掲げる汚職撲滅の真剣さをはかる試金石として注目されていた。元国軍幹部のユドヨノ氏は2004年、初の直接投票制による大統領選で勝利。ことし7月の大統領選でも再選が有力視されている。(共同)