台湾の楊進添外交部長(外相)は15日、台湾の国連加盟について、昨年同様、今年も加盟申請を見送ることを明らかにした。友好国を通じての申請もしないと表明。今後は「実務的な方式」で、台湾の国際社会における活動空間拡大を目指すという。 地元メディアによると、今後は国連専門機関である国際民間航空機関(ICAO)への参加や、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)締結を目標にするという。 馬英九政権発足後の中台関係改善を受けて今年5月、台湾の世界保健機関(WHO)オブザーバー参加が実現。楊部長は今回の見送りも、中国との平和共存を目指す「活路外交」の一環だと強調した。 台湾は1993年から「主権国家」として国連加盟を申請してきたが「一つの中国」原則を掲げる中国の反対で、毎年門前払いされていた。(共同)
国連の潘基文事務総長は4日、北朝鮮の人権状況に関する年次報告書を公表した。国連総会に提出したもので、2回目の核実験などで北朝鮮が国際的に孤立する中、国民への人権侵害が悪化していると指摘。国際支援の拒否などにより食糧不足も深刻さを増しており、約870万人が飢餓に直面しているとした。 報告書は北朝鮮政府に食糧支援の受け入れ再開を強く求めたほか、国際社会にも協力を要請。食糧問題の深刻さは国連食糧農業機関(FAO)などが再三警告してきたが、事務総長報告が詳しく取り上げるのは異例で、状況が急速に悪化しているとみられる。 また北朝鮮を脱出後、強制送還された国民への処罰のほか、公開処刑や拷問などの人権侵害行為をやめるよう求めた。(共同)
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