ロイター通信によると、米航空機器大手ユナイテッド・テクノロジーズは13日、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の候補で、開発中の次世代戦闘機F35用の試作エンジンが、11日に実施した性能評価試験で損傷したことを明らかにした。 同社は、飛行実験用の機体には既に試験済みのエンジンが搭載されており、F35の開発計画に影響はないとしている。だが、主要部品の損傷だけに開発の行方を不安視する声が上がりそうで、日本のFX選定作業に影響する可能性もある。 FX選定では、日本が有力候補としていた最新鋭戦闘機F22の禁輸措置を含む2010会計年度(09年10月〜10年9月)国防歳出法案(予算案)を米上院歳出委員会が可決。防衛省は残る5機種の中からF35を軸に作業を進めようとしていたばかりだった。(共同)
【ワシントン=有元隆志】米上院歳出委員会は10日、空軍の最新鋭戦闘機F22Aラプターの追加調達項目を削除した2010会計年度(09年10月〜10年9月)国防予算歳出法案を可決した。来週にも上院本会議で成立する。 予算総額は6363億ドル(約58兆円)で、アフガニスタンやイラクでの戦費など1282億ドルが主体となっている。オバマ政権がF22同様に予算案計上に反対した次世代戦闘機F35の代替エンジン開発費や、大統領専用ヘリコプターも盛り込まれなかった。 ただ、下院はF35代替エンジン開発費が入った予算案を可決しており、両院の間で調整が必要となる。 F22をめぐってはゲーツ国防長官が4月に調達中止を発表した。議会からは全米44州にまたがるF22製造関連工場での雇用喪失を懸念し、生産継続を求める動きが出ていた。オバマ大統領は生産継続が盛り込まれた場合、拒否権を行使する方針を示すなど、調達打ち切りに
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