【バンコク=宮野弘之】東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が23日、タイ中部のリゾート地フアヒンで開幕した。会議では経済共同体(AEC)創設に向けた協議を深化させることなどで合意する。また、域内の人権保護などを目的とするASEAN人権委員会を正式発足させる。 会議にはミャンマーのテイン・セイン首相も出席し、同国の民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんの解放問題と、来年に予定される総選挙についても話し合われる見通し。 一方、ASEANと日中韓の首脳によるASEAN+3首脳会議が24日、さらにインドとオーストラリア、ニュージーランドを加えた東アジア首脳会議(16カ国で構成)が25日にそれぞれ開かれる。 これらの会議で各国は、今回初参加となる鳩山由紀夫首相が東アジア共同体構想についてどのような説明をするのか注目している。とくに東アジア首脳会議は参加国が東アジア共同体構想とまったく同じ