(2009年9月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 「アジアの新たな強豪」「Chindonesia:コモドがやって来る!」「BRIC物語にもう1つ“I”を追加?」――。 株式市場が今年84%上昇したインドネシア これらはスタンダード・チャータード銀行、証券会社CLSA、投資銀行モルガン・スタンレーが最近公表したリポートの表題だ。いずれも、世界で4番目に人口の多い国インドネシアに対して各社が抱く楽観的な見方を反映している。 これに先立ち、経済協力開発機構(OECD)は、急成長を遂げる発展途上国――ブラジル、ロシア、インド、中国――からなるBRICグループは、インドネシアと南アフリカ共和国を加えてBRIICSに拡大されるべきだと主張する政策ブリーフを公表した。 コモドオオトカゲの生息地であるインドネシアには、確かに細心の注意を払って然るべきだ。2009年上半期の経済成長率は4.2
(2009年6月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 6月16~17日にロシアのエカテリンブルクで初めて開催されるBRICsサミット(首脳会談)は、ほぼ間違いなく、一投資銀行のアナリストと営業チームが生み出した初の経済ブロックだ。 2001年に最も規模が大きい発展途上国4カ国――ブラジル、ロシア、インド、中国――の頭文字を取ってBRICsと名づけたのは、ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏。同氏はこれら4カ国が今後50年間にわたってグローバル化を形作り、世界経済を支配するようになると予想した。 名付け親ゴールドマンの読み オニール氏が導き出した結論の核は、21世紀初頭には、世界経済はもはや、単に先進大国との関係において要約することができなくなったということだ。 また、通貨、貿易不均衡、あるいは気候変動といったグローバルな政策問題も、G8諸国――米国、日
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