エンゲルの法則:収入の増加に伴い、食費支出も増える、総支出に占める割合は減少する。 エンゲル係数(エンゲルけいすう、英語:Engel's coefficient、ドイツ語:Engelsches Gesetz)とは、1世帯ごとの家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のことである[1][2]。 ドイツの社会統計学者エルンスト・エンゲルが1857年の論文で発表した[1]。 概要[編集] "エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低い"傾向にある。これは、食費(食糧・水など)は生命維持の関係から(嗜好品に比べて)極端な節約が困難なためであり、これをエンゲルの法則という。 経済成長に伴い生活水準が向上していくため、エンゲル係数は経済成長に伴い低下していく。[1][2] 有用性の議論[編集] エンゲル係数の高低は生活水準を表す指標となっているが、1世帯あたりの人数や人口に占める生産年齢の割合