(CNN) フィリピンの災害対策当局は19日、同国南部を直撃した台風による死者が927人に達したと発表した。 当局によると、被災者は16万7000人、避難所に収容されている住民は8万8000人に上った。 同国の赤十字は713人が死亡したと発表する一方、複数の村落が丸ごと流され、数百人が行方不明になったとしている。 被災地を視察したアキノ大統領は、ラジオ演説の中で「国家災害宣言」を出した。 オバマ米大統領は同日、犠牲者らに哀悼の意を示す声明を発表し、人道支援や捜索活動への協力が必要な場合は提供する用意があると述べた。