ドミニカ共和国のサントドミンゴで、ミサに出席するヨゼフ・ベゾロフスキ元大司教(2011年8月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/ERIKA SANTELICES 【6月16日 AFP】バチカン(ローマ法王庁)は15日、元駐ドミニカ共和国大使のヨゼフ・ベゾロフスキ(Jozef Wesolowski)元大司教を性的虐待罪で起訴し、来月11日に審理を開始すると発表した。バチカン内で高位聖職者が性的虐待により起訴されたのは今回が初めて。 ベゾロフスキ元大司教はポーランド出身。バチカンは、同元大司教が定期的に少年らに金銭を与えて性的行為に及んでいたという情報を入手し、2012年にドミニカ共和国から内密に召還していた。 元大司教は、14年6月に教会内法廷で聖職者資格を剥奪されたにもかかわらず依然、自由の身だったが、同年9月に自宅軟禁処分となった。バチカンは、この処分はフランシスコ(Francis)法