2020年8月13日のブックマーク (1件)

  • 肯定と共感のサークル|小野ほりでい

    誰もが気軽に「意見」を発信することのできるインターネットの発展は、個人同士の対話を促進するものと思われた。しかし実際にネット上で繰り広げられたのは、あらゆる個人が同じイデオロギーで団結し、その信念をますます強固にする一方、異論の存在を否認し、ますます自我に引きこもるという光景だった。 ネット上の言論では、それぞれの集団がそれぞれの真実を擁立する。集団は外部の真実との接触を避け、「肯定と共感」で構成された温かいコミュニティを形成する。外部との接触は、対話や取り入れではなく否認による連帯関係の確認のために行われる。つまり、異なるイデオロギーとの接触はその存在を否認するための攻撃的な態度によって実現される。大まかに言えば、このような形式が脱真実(post-truth)時代の「対話」形式である。 日では、対話とイデオロギーが「肯定と共感」の時代に突入したひとつの目印として2017年の今井絵理子議

    肯定と共感のサークル|小野ほりでい
    antten
    antten 2020/08/13