百貨店のプランタン銀座(東京都中央区)が12月31日、閉店した。かつてはダイエーの子会社として知られ、同社の経営不振で株式は売却された。1984年のオープンから32年間、女性ファッションを彩ってきた店は、改装して名前を変える。 「プランタン」としての営業最終日の31日、店内はセール品を買い求める人でにぎわい、午後4時に閉店。笹岡寛社長が「皆様の心の中の記憶として長い間とどめていただければうれしい」とあいさつした。 仏百貨店プランタンとの商号や商標の使用契約が終了し、「プランタン銀座本館」は、「マロニエゲート銀座2」に、「プランタン銀座アネックス」は「マロニエゲート銀座3」に名前を変える。改装しながら1月2日から営業し、全面的な再オープンは3月15日。20~40代の女性の集客に力を入れる。