新刊『パラドックス思考』出版から2カ月経って、大学生から20代若手、ミドルマネージャーや経営陣とかなり幅広い層の方々に届いているなと実感しています。SNSを見ていると、嬉しい感想もちらほら。 特に大企業やメガベンチャーの重責を担う経営層や幹部リーダーの方々からは「まさに経営とマネジメントの葛藤を言語化してくれたと感じた」「複雑な意思決定の真髄が書かれている」などのありがたい感想を多数いただきました。 一方、Amazonのレビューでは一部に「個人の悩みの解決には役立ちそうだけど組織や事業の課題解決には向かない」「ビジネスには使えない」なんてコメントもあったりして、両極端のリアクションをいただいているのは何とも興味深いと感じています。 本記事では、改めて後者のようなネガティブな反応に応答するかたちで、『パラドックス思考』の執筆意図を補足したいと思います。 読者のネガティブ反応その①:「ビジネス
![『パラドックス思考』が(惜しくも)刺さらなかった読者への手引き|安斎勇樹](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/53acac611a938e9fd981286e6842574cb07ee0ab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F104449861%2Frectangle_large_type_2_3761f1e34c9d2d79a2c92d3aeed1e708.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)