JR総武線は、千葉市の幕張本郷駅で乗客が線路に立ち入った影響で、2日午後9時50分から、千葉―御茶ノ水間の各駅停車の上下線で運転を見合わせた。JR東日本によると、男性が何らかの理由で駅構内にある架線付近の鉄塔に登ったため、電車を動かすために必要な送電を止めて、駅員らが説得。3日午前0時ごろまでに男性を保護できたため、同日午前0時半ごろ運転再開した。 現場にいた千葉県の会社員の男性(22)によると、鉄塔に登った男性は言葉を発することはなく、ぐったりした様子で、少なくとも45分程度は登ったままだったという。「男性は鉄塔の根元の柱にしがみついているように見えたが、なぜ登ったのかはわからなかった。救助に向かった人は『頑張れ』などと声をかけていた」