東京・日暮里に「質屋おぢさん」というちょっと変わった名前の質屋があるのをご存じだろうか。その名前から受ける印象とは裏腹に、創業66年の立派なお店。戦後間もない1950年にオープンして以来、厳しい目利きのもと、時計や宝飾品、ブランドバッグ、楽器まで幅広く取り扱ってきたという。 なぜ「質屋おぢさん」なのか? おぢさんの由来は、英語の俗語で質屋を「Uncle Shop」(おじさんの店)ということから。表記が「じ」ではなく「ぢ」なのは、創業当時の仮名遣いを反映したものだそうだ。 そんな店内ではある日、オーナーの“ぱぱ”と一人娘のトモミさんが激論を交わしていた。その様子をのぞいてみると……