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ブックマーク / pyororism.hatenablog.com (1)

  • 心の傷から目を背けてはいけない!世界中で共感される理由 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹著) - ぴょろりずむ ~本から学ぶ~

    村上春樹の小説を読むと、部分的にではあるがついつい2度、3度と読み返してしまう。適当にページを開いて、1~2ページ読み返してみるだけでも、主人公の空想の中で出てくるメタファーと物語のクライマックスとの繋がりに気付かされたり、登場人物の投げかける気の利いた警句の意味するものを考えさせられたりする。下手すると半日ぐらいは、そんなことで時間を費やしてしまうことになる。また、それが無粋なことであり、徒労であると分かっていながらも、何か自分なりの考察を加えたくなってしまう。 平凡ではあるが、穏やかな生活、些細な幸せも感じつつある主人公のつくるは、過去に負った心の傷のせいで、今もなおある種のわだかまりを抱えていた。交際し始めた彼女との関係を、前に進めるために、また、自分自身を取り戻すためにも、彼女の助言に従い、つくるは巡礼の旅に出る。 人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷

    心の傷から目を背けてはいけない!世界中で共感される理由 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹著) - ぴょろりずむ ~本から学ぶ~
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