それは、Rettyが先にケンカを売る形ではじまった。 実名制であることを特徴とするグルメ系口コミサイトのRettyは、国内のMAU(月間アクティブユーザー数)1000万人に到達したと発表し、同時に東京都内に限れば口コミ数においてトップに立った、と発表したのだ。 これに反発したのが食べログだ。 食べログはプレスリリースを発して、我々が考える口コミとは200文字以上のテキストを含むものに限定しているが、Rettyが発表した口コミとは写真だけや評点をつけただけのような「エンゲージメント」全体を計算に入れている、と反論した。Retty同様の定義をした口コミ数では、食べログのほうがはるかに多い、と主張したのである。 また、Rettyはグルメ系メディアを三世代にわけて ・1.0…店舗にお金を払って得た所在地やメニューなどの情報をリスト化したWebサイト ・2.0…店を実際に訪れた(匿名の)消費者の声を