これは、アメリカ人女性が10歳の息子を亡くし、その悲しみを綴った『最後だとわかっていたなら』という詩です。 9.11同時多発テロの追悼集会でこの詩が朗読されるととても大きな反響を呼び、瞬く間に世界中に拡散されました。この詩の素晴らしさは日本にも伝わり、感動した佐川睦さんが著者の許可を得て和訳し、ご自分のサイトで掲載すると、日本でもたちまち話題になり、書籍化されました。 このページでは書籍『最後だとわかっていたなら』の詩の部分を特別に無料公開いたします。 「最後だとわかっていたなら」 作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦 あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら わたしは もっとちゃんとカバーをかけて 神様にその魂を守ってくださるように 祈っただろう あなたがドアを出て行くのを見るのが 最後だとわかっていたら わたしは あなたを抱きしめて キスをして そしてまたも
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