木村拓哉ほど、女優と喧嘩をするのが上手い役者はいない。映画『マスカレード•ナイト』を満席の劇場で見ながらそんなことを考えていた。 前作『マスカレード・ホテル』の興行収入40億円突破という大成功を受けて製作された続編は、7日間で100万人動員を突破するという、前作に遜色ないスタートを見せている。この映画が封切られたのがデルタ株感染が爆発する緊急事態の真っ只中で、客席の半分が空けられていることを思えば大成功と言えるだろう。 相手女優の喧嘩口上に、「受け身」を取るのが上手い 女優との喧嘩が上手いというのは、相手をうまくやりこめて叩き潰すという意味ではなく、むしろその逆だ。木村拓哉を相手にすると、ヒロイン役の女優はいつものびのびと啖呵を切り、憎まれ口を叩くことができる。まるで優れたトレーナーを相手にミット打ちをするボクサーのパンチが伸び、体重が乗ってくるように、木村拓哉は相手役の女優に気持ちよく自
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