【復興日本】3年目の壁(上) 被災地では1年前に比べるとインフラ整備などは徐々に進んできた。それでも乗り越えねばならない壁は多い。復興への闘いはまもなく3年目。さらに前に進むには何が必要なのか。 ◇ 「だめだ。もう引き受けられねえ」。岩手県陸前高田市にある建設会社所長の男性(59)は2月、取引先からの工事依頼を断った。復興のために建設された材木工場敷地内の舗装の仕事だったが、「手伝いたくても、人がいねえもんな」と、男性はため息をついた。 震災は、公共工事の減少で各建設会社が規模を縮小していた直後に発生した。人手が足りず、復興にともなう大量工事になかなか対応できない。需要の急激な増加で人件費は急速に高騰している。震災前まで約7千円だった作業員の日当は、今は約1・5倍の1万円以上だ。それでも働き手は集まらない。 男性は、震災の津波で市内にあった自宅が流失した
(4)日本維新の会、他党との関係で“変質”に戻る 【解剖 維新の会】(5) 首相の野田佳彦が代表に再選された民主党が、相次ぐ離党で窮地に追い込まれている。新党「日本維新の会」にも少なくとも3人が合流。衆院での過半数割れが現実味を帯びている。 不穏な動向に対し、日本維新代表の大阪市長、橋下徹は、引き抜きによる民主の切り崩しを強く戒める。橋下には「スケベ心が出た瞬間に日本維新は消滅する」との危惧がある。 合流国会議員が一時強めた引き抜き工作に対し、橋下は9月21日、記者団に「望ましくない」と明言。「大きな戦略は国会議員より僕の方がたけている」とまで言い切った。2日後、民主離党組の元官房副長官、松野頼久は「数だけ集めて過半数割れをといったことは考えていない」と語らざるを得なかった。 日本維新は、良くも悪くも橋下の“ワンマン政党”とならざるを得ない。「ふわっとした民意」を集める橋下あってこその政党
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く