最近、就職しました。 就職するとどうなるかっていうと、忙しくなって拘束時間も増えるし疲れるし、つまり本を読む時間が圧倒的に減った。 今は、恩田陸の『夜のピクニック』を読んでいる。 夜のピクニック(新潮文庫) 作者:恩田 陸 発売日: 2015/04/03 メディア: Kindle版 主人公の友人の男子高校生が、 「中学生のとき ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫) を教師である従兄弟に勧められたが興味がなくて読まず、後になって読んで後悔した」 みたいなエピソードがあってこう言っているのだけど、 十代の入口で読んでおくべきだった。そうすればきっと、この本は絶対に大事な 本になって、今の自分を作るための何かになってたはずだったんだ。 私も彼同様、「しまった」と思った。 中学生か高校生か、せめて大学の前半で読んでいた ら、この本は「大事な一冊」になったはずだったのに。 そ