映画『聲の形』の音楽を手がけた牛尾憲輔のインタビューが到着した。 思春期の今にも壊れそうな切実な心情とひたむきな思いを結晶化したようなアニメーション映画の傑作『聲の形』の音楽を担当した牛尾憲輔。agraph名義でのソロ活動が高い評価を受ける電子音楽家であり、リミックス、プロデュース、CM音楽制作、電気グルーヴのサポートメンバー、元SUPERCARの中村弘二とのバンドLAMAなど多方面で活動している。 作品の透き通るような繊細な世界観を見事に音像化したサウンドトラック盤『a shape of light』は、単なる劇伴音楽の域を遙かに超えた秀逸な音響作品。アニメ音楽作家としては過去に『ピンポン THE ANIMATION』を手がけており、『聲の形』は2作目となる。 ――今回音楽を担当することになった経緯から教えてください。 牛尾:山田(尚子)監督の方からお声がけいただいたんです。山田監督がず