菅官房長官は午前の記者会見で、文部科学省の前川・前事務次官が天下り問題を受けてことし1月に辞任した経緯について、杉田官房副長官が、事務次官を続けたいとした前川氏の要望を認めなかった結果だという認識を示しました。 これに関連して、菅官房長官は午前の記者会見で、天下り問題を受けて文部科学省が作成した処分対象者の当初の案には前川氏が入っていなかったため、杉田官房副長官が1月6日に、前川氏を呼び、みずからの処分も行うよう求めたことを明らかにしました。 そのうえで、菅官房長官は「前川氏は、『できたら3月いっぱいまで務めさせてほしい』と言ったが、杉田副長官が『だめだ』と申し渡したという報告を当時受けている。前川氏が松野大臣に辞意を伝えたのは、そのあとだと思う」と述べました。 一方、菅官房長官は、記者団が、国家戦略特区での獣医学部新設が決まる前のおととし4月に、愛媛県今治市の職員が総理大臣官邸を訪れてい